二酸化炭素消火設備は、「実用発電用原子炉及びその附属施設の火災防護に係る審査基準」に基づき、火災防護対象機器の系統分離が必要な火災区域又は火災区画、並びに煙が充満する火災区域又は火災区画で発生した火災に対し、消火装置を起動し、噴射ヘッドより放出された二酸化炭素の酸素濃度の希釈、冷却効果により消火を行います。
尚、動的機器(電磁式開放装置、二酸化炭素貯蔵容器など)の単一故障については多重化することなどの対策をする場合があります。また、各機器の耐震性を要求された場合は、加振試験などを実施する必要があります。
ハロン1301消火設備は、「実用発電用原子炉及びその附属施設の火災防護に係る審査基準」に基づき、火災防護対象機器の系統分離が必要な火災区域又は火災区画、並びに煙が充満する火災区域又は火災区画で発生した火災に対し、消火装置を起動し、噴射ヘッドより放出されたハロン1301の燃焼反応の抑制作用により消火を行います。ガス系消火設備の中ではハロン1301消火設備のみが常時人のいる場所への設置を許可されています。
尚、動的機器(電磁式開放装置、ハロン1301貯蔵容器など)の単一故障については多重化することなどの対策をする場合があります。
また、各機器の耐震性を要求された場合は、加振試験などを実施する必要があります。