東京防災設備とは

 

社長からのメッセージ

ご挨拶


 東京防災設備株式会社が発足以来、格別のご支援、ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 当社は、1959年(昭和34年)7月の創業以来、国内・国外の原子力発電所の他、美術館、超高層商業用施設、ホテル、工場、大型倉庫など多岐にわたるお客様のニーズに合った特殊な防災設備を設計・機器調達・施工・メンテナンスに至る一貫したサービスを提供させて頂いて参りました。

 これ迄、当社は『危険を安全に転換する』という大原則に基づき『火災は一刻も早く検知し、小さな火の内に消火する』という信条を基本として、「新しい自動消火装置」を数多く開発し、国内のみならず海外においても常に防災の分野における改革を図って参りました。そして、これからも創業者が全社に根付かせた消防・防犯設備に対する信条に立ち返り、『夢の消火装置』の完成を指針にしたいと思っております。

 また、消防法を基本として独自の手法で進取に富んだ技術により、お客様の施設を火災からお守りするという使命を持って信頼を高め、法令を遵守し、更なる意欲をもって、業界屈指の技術集団と言われるよう、気持ちを新たに頑張って参ります。

 この度、創業者が高齢の為、私が社長に就任いたしましたが、私自身も創業者と共に45年間消防設備に全力を尽くして参りましたので、その経験を生かして皆様のお役に立ちたいと思っております。
 
 これからも益々皆様の変わりないご支援とご指導、そしてご協力を頂けるように、誠心誠意努めて参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 
 
 

創業者からのメッセージ

危険の可能性を安全に転換する︕
それがTBSの使命です。

 早いもので2019年7月31日をもちまして会社創立以来60周年を迎えました。これもひとえに皆様方の熱いご支援の賜物と、心から感謝いたしております。

 当社は、昭和30年(1955年)に米軍基地の防災設備に関わるメンテナンスを創業理念として出発し、昭和34年(1959年)に株式会社に登記するかたわら、揺籃期にあった沖電気工業(株)防災事業部の協力会社として事業体制を整え、本格的に防災エンジニアリング部門を樹立。設計、施工、メンテナンス等の各部門を強化して参りました。

 昭和40年(1965年)に米国ゼネラル・エレクトリック社がターンキーで日本原子力発電(株)様と日本で最初の商業用原子力発電所を福井県敦賀市に建設するにあたって、日本の有力な防災メーカー数社の中から当社が選ばれ、設計から機器納入、据付、試運転までを携わり、日本で最初に原子力発電所の防災・技術コンサルティングビジネスを完成させました。

 昭和60年(1985年)には日本で最初に建設された動力炉・核燃料開発事業団様(現在は日本原子力研究開発機構様)による高速増殖炉“もんじゅ"の防災設備を担当させて頂き、動燃様の御指導の下、平成3年(1991年) 6月に完成をいたしました。
 次いで平成元年(1989年) からは、日本初の商業用核燃料サイクル施設として、青森県六ヶ所村に建設された日本原燃(株)様の再処理施設のプロジェクトへ参画し、平成16年(2004年) 7月に完成をいたしております。
 現在、国内の原子力施設(原子力発電所、再処理工場)で19基、海外の原子力発電所で7基の合計26基の発電所に防災設備及びセキュリティ設備を納入することが出来ました。
 そして今日では、原子力施設をはじめ、火力・化学プラント、超高層ビルを始め、空港、ホテル、官公庁ビル等に対し消防法で要求される消防用設備およびその維持管理点検サービスを提供しています。さらに、消防法の規定では消火が困難な施設や建造物に対し、「早期発見・初期消火」で対応するべく火災の危険が拡大する前に消火を行うための「高速消火設備」も開発し提供しております。
 私共は今後も英知を傾け最善の努力を払い、知力のある限り、広く社会のために、より高度な「ファイヤー セイフティ マネジメント」を展開して参りたいと存じます。